キャタピラー 若松孝二監督　死去

>>>若松孝二監督画像

若松孝二監督は10月12日午後10時10分頃、
新宿区内藤町の片側２車線信号のない道路を横断中、
タクシーにはねられ腰を強打し骨折。重体。
16日の報道では、「命には別状ない」との情報だったが、
17日昼間は安定していたものの容体は急変した。

運転したいたのは70代の男性。
片側２車線のうち左側を走行していた。

2010年、寺島しのぶさん主演の映画「キャタピラー」で知られる監督。
この作品で寺島しのぶさんは第60回ベルリン国際映画祭、
35年ぶりに日本人3人目となる銀熊賞（最優秀女優賞）を受賞している。

今月初旬に第１７回釜山国際映画祭で特別賞「今年のアジア映画人賞」を受賞し、
9日に帰国したばかりだった。

14日には第１８回函館イルミナシオン映画祭２０１２で舞台挨拶を行うはずだったが、
事故のため出席できなかった。

監督の代表作の一つでもある「キャタピラー」は、
たった14人のスタッフで作られ、しかも12日間で撮られたそうだ。
こんな作品初めてです！
経費もさほどかかっていないのでしょうか^^;

そして、ベルリン国際映画祭で賞を撮ってしまうなんて・・・
多くの方に語り継がれることでしょう。

【送料無料】キャタピラー [ 寺島しのぶ ]

「キャタピラー」は戦争映画です。
キャタピラー＝戦争映画と聞くと、
そんな描写がされるか想像できることだと思いますが、その通りです。
戦争という暴力的な世界を目の当たりにした軍人夫婦の物語。
人間の醜さをとことん追求したこの映画は、ず～んと重い映画です。

寺島しのぶはすべて1テイクで撮ったそうだ。
彼女の演技がものすごいクオリティの高いということが分かります。